首都キャンベラに本部を構えるオーストラリア国立大学(Australian National University/ANU)は、1946年に設立された研究型総合大学で、オーストラリアの最高学府のひとつとされています。世界大学ランキングでも常に上位にランクインし、政治・国際関係、法学、人文学、理学など幅広い分野で世界的評価を獲得。ノーベル賞受賞者も多数輩出するなど、研究力と国際的ネットワークにおいて国内随一です。
本記事では、オーストラリア国立大学の学費や世界ランキング・偏差値といった基本情報から、主要学部や入学条件(英語スコアやパスウェイプログラム)、出願の流れと時期、日本人留学生の割合、卒業後の就職事情までを整理し、分かりやすく解説します。
オーストラリア国立大学の基本情報
- 所在地:オーストラリア首都特別地域(ACT)キャンベラ
- 設立:1946年
- 学生数:約20,000人(うち留学生は約8,000人)
- 特徴:Go8加盟校、研究型大学、国際的評価が非常に高い
世界ランキングと偏差値
ANUは国内外でトップレベルの評価を誇ります。
- QS世界大学ランキング2025:=34位
- Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2025:=67位
- 分野別では「政治・国際関係学」で世界トップ、「法学」「人文学」「天文学」「環境科学」などでも上位
偏差値換算では、日本の東大・京大クラスに相当する最難関レベルです。
学費の目安
- 学士課程(Bachelor):年間 A$40,000〜48,000(約400〜480万円)
- 修士課程(Master):年間 A$42,000〜52,000(約420〜520万円)
法学・ビジネス・医学系は高額ですが、国際学生向け奨学金制度も多数設けられています。
学部・大学院の専攻分野
ANUは幅広い専攻で世界的に評価されています。
- 政治・国際関係学部(国際関係、政治学、安全保障、外交学)
- 法学部(国際法、商法、人権法、憲法)
- 経済・ビジネス学部(経済学、ファイナンス、MBA、公共政策)
- 人文学部(言語学、歴史、文学、哲学、文化研究)
- 理学部(物理学、数学、化学、生物学、地球科学、環境科学)
- 工学・コンピュータ学部(機械、電気、コンピュータサイエンス、AI、データサイエンス)
- 健康・医療学部(公衆衛生、心理学、神経科学)
- 音楽・芸術学部(音楽、演劇、映像、デザイン)
特に政治・国際関係、法学、理学は世界トップクラスです。
入学条件
学士課程
- 高校卒業資格(評定平均4.0以上が目安)
- 英語力:IELTS 6.5以上(各バンド6.0以上)
修士課程
- 関連分野の学士号(高い成績が必要)
- 英語力:IELTS 6.5〜7.0以上(法学・公共政策・教育系は7.0が求められる場合あり)
英語力が不足する場合は、ANU CollegeのファウンデーションやEAPを経由して本課程に進学可能なパスウェイプログラムがあります。
出願の流れ
- 専攻を決定
- 必要書類を準備
- 成績証明書(英文)
- 英語スコア(IELTS/TOEFLなど)
- パスポートコピー
- 推薦状や研究計画(大学院の場合)
- オンライン出願(大学公式サイトまたは認定エージェント経由)
- 合格通知(Conditional/Unconditional Offer)を受領
- 学生ビザ申請と渡航準備
出願時期
- セメスター1(2月入学):前年10〜11月頃が目安
- セメスター2(7月入学):3〜4月頃が目安
人気専攻は定員が限られるため、半年前からの出願準備が推奨されます。
日本人留学生の割合と留学環境
日本人留学生は全体の数%程度と少なめで、英語環境を確保しやすい大学です。キャンベラは首都でありながら落ち着いた環境で、治安が良く学業に集中できるのが魅力です。
卒業後の就職・キャリア
- 政治・国際関係、法学、経済学分野で国際機関・政府・大手企業への就職に強み
- 世界的研究機関やシンクタンクとのネットワークが豊富
- 卒業後は卒業生ビザ(485ビザ)を利用し、最長4年間の現地就労が可能
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オーストラリア国立大学に関するFAQ
Q. 学費はどのくらいですか?
A. 学士課程は年間約400〜480万円、修士課程は約420〜520万円です。
Q. 入学に必要な英語スコアは?
A. IELTS 6.5以上が基本ですが、専攻によっては7.0が必要です。
Q. 日本人学生は多いですか?
A. 数%程度と少なく、英語環境に身を置きやすいです。
Q. 出願時期はいつですか?
A. 2月入学は前年10〜11月、7月入学は3〜4月が目安です。
Q. 卒業後の就職は可能ですか?
A. 卒業生ビザを利用して最長4年間働けます。国際機関・研究機関・政府機関への就職に強みがあります。
まとめ
オーストラリア国立大学(ANU)は、国内最高峰の研究型大学であり、政治・国際関係・法学・理学分野で世界トップクラスの評価を得ています。首都キャンベラの落ち着いた学習環境で、国際的なキャリアを志す学生に最適な留学先です。
オーストラリア各州別の大学一覧
オーストラリアには各州ごとに特色ある大学が点在しており、世界的に評価される名門校から地域密着型の実践的な大学まで幅広い選択肢があります。
以下では、州ごとに代表的な大学の記事リンクをまとめています。興味のある大学や地域をクリックして、詳細な学費・偏差値・入学条件などをご確認ください。
【クイーンズランド州の大学】
グリフィス大学|クイーンズランド工科大学|クイーンズランド大学|ボンド大学|サザンクイーンズランド大学|ジェームズクック大学|セントラル・クイーンズランド大学|サンシャイン・コースト大学|サザンクロス大学
【ニューサウスウェールズ州の大学】
シドニー大学|ニューサウスウェールズ大学|シドニー工科大学|マッコーリー大学|ウェスタンシドニー大学|ウーロンゴン大学|ニューカッスル大学|ニューイングランド大学|チャールズスタート大学|アボンデール大学|オーストラリア・カトリック大学
【ビクトリア州の大学】
メルボルン大学|モナッシュ大学|ディーキン大学|ラ・トローブ大学|アールエムアイティー大学|ビクトリア大学|スウィンバーン工科大学|ディヴィニティ大学
【西オーストラリア州の大学】
西オーストラリア大学|カーティン大学|マードック大学|エディスコーワン大学|ノートルダム大学
【南オーストラリア州の大学】
アデレード大学|南オーストラリア大学|フリンダース大学|トーレンス大学
【その他の地域の大学】
オーストラリア国立大学|キャンベラ大学|タスマニア大学|チャールズ・ダーウィン大学
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