タスマニア州ホバートに本部を置くタスマニア大学(University of Tasmania/UTAS)は、1890年に設立された歴史ある大学で、オーストラリア国内で4番目に古い伝統校です。海洋学・環境科学・農学・医学・芸術分野で国際的に高い評価を受け、世界遺産にも登録されている自然環境を活かした教育・研究が特徴です。
本記事では、タスマニア大学の学費や世界ランキング・偏差値といった基本情報から、主要学部や入学条件(英語スコアやパスウェイプログラム)、出願の流れと時期、日本人留学生の割合、卒業後の就職事情までを整理し、分かりやすく解説します。
タスマニア大学の基本情報
- 所在地:タスマニア州ホバート(ローンセストンやバーナビーにもキャンパスあり)
- 設立:1890年
- 学生数:約34,000人(うち留学生は約6,000人)
- 特徴:自然環境を活かした研究に強み、国内最古クラスの伝統校
世界ランキングと偏差値
UTASは研究力と自然科学分野で高評価を得ています。
- QS世界大学ランキング2025:=307位
- Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2025:=351–400位
- 分野別では「海洋学」「環境科学」「農学」「医学」「芸術」で特に高い評価
偏差値換算は難しいですが、世界トップ300クラス、日本の国公立大学上位レベルに相当します。
学費の目安
- 学士課程(Bachelor):年間 A$29,000〜37,000(約290〜370万円)
- 修士課程(Master):年間 A$31,000〜40,000(約310〜400万円)
医学・海洋学・農学は設備利用費でやや高額になる場合があります。
学部・大学院の専攻分野
UTASは自然科学や環境分野を中心に幅広い専攻を提供しています。
- 海洋・環境学部(海洋学、海洋工学、環境科学、地球科学、気候学)
- 農学部(農業科学、食品科学、ワイン学、林業)
- 医学・健康学部(医学、看護、公衆衛生、心理学、助産)
- ビジネス学部(会計、ファイナンス、マーケティング、MBA)
- 教育学部(初等教育、中等教育、TESOL、教育リーダーシップ)
- 法学部(国際法、商法、環境法)
- 人文学部(哲学、歴史、国際関係、言語学)
- 芸術学部(音楽、美術、デザイン、演劇)
- IT・工学部(データサイエンス、AI、ソフトウェア、機械・土木工学)
特に海洋学・環境科学・農学は国内外で高く評価されています。
入学条件
学士課程
- 高校卒業資格(評定平均3.0以上が目安)
- 英語力:IELTS 6.0〜6.5以上(各バンド5.5〜6.0以上)
修士課程
- 関連分野の学士号
- 英語力:IELTS 6.5以上(医学・教育系は7.0が必要な場合あり)
英語力が不足している場合は、UTAS English Language CentreのEAPコースやファウンデーションを通じて進学できるパスウェイプログラムがあります。
出願の流れ
- 専攻を決定
- 必要書類を準備
- 成績証明書(英文)
- 英語スコア(IELTS/TOEFLなど)
- パスポートコピー
- 推薦状(大学院の場合)
- オンライン出願(大学公式サイトまたは認定エージェント経由)
- **合格通知(Conditional/Unconditional Offer)**を受領
- 学生ビザ申請と渡航準備
出願時期
- セメスター1(2月入学):前年10〜11月頃出願
- セメスター2(7月入学):3〜4月頃出願
人気専攻(海洋学・医学)は早めの出願が安心です。
日本人留学生の割合と留学環境
日本人留学生は全体の数%程度で少なめ。自然豊かなタスマニアは落ち着いた生活環境で、学業や研究に集中しやすいのが特徴です。
卒業後の就職・キャリア
- 海洋学・農学・環境科学分野での就職に強み
- 地方都市ならではの産業・研究機関と連携
- 卒業後は卒業生ビザ(485ビザ)を利用し、最長4年間の現地就労が可能
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タスマニア大学に関するFAQ
Q. 学費はどのくらいですか?
A. 学士課程は年間約290〜370万円、修士課程は約310〜400万円です。
Q. 入学に必要な英語スコアは?
A. 学士はIELTS 6.0〜6.5以上、修士は6.5以上が基本です。医学系は7.0が必要です。
Q. 日本人学生は多いですか?
A. 数%程度で少なめですが、英語環境に身を置きやすいです。
Q. 出願時期はいつですか?
A. 2月入学は前年10〜11月、7月入学は3〜4月が目安です。
Q. 卒業後の就職は可能ですか?
A. 卒業生ビザを利用して最長4年間働けます。特に海洋学・農学・環境科学分野は就職に有利です。
まとめ
タスマニア大学(UTAS)は、海洋学・環境科学・農学・医学に強みを持つ歴史ある大学です。豊かな自然環境を活かした学習・研究環境で、落ち着いた環境で学びたい学生におすすめの留学先です。
オーストラリア各州別の大学一覧
オーストラリアには各州ごとに特色ある大学が点在しており、世界的に評価される名門校から地域密着型の実践的な大学まで幅広い選択肢があります。
以下では、州ごとに代表的な大学の記事リンクをまとめています。興味のある大学や地域をクリックして、詳細な学費・偏差値・入学条件などをご確認ください。
【クイーンズランド州の大学】
グリフィス大学|クイーンズランド工科大学|クイーンズランド大学|ボンド大学|サザンクイーンズランド大学|ジェームズクック大学|セントラル・クイーンズランド大学|サンシャイン・コースト大学|サザンクロス大学
【ニューサウスウェールズ州の大学】
シドニー大学|ニューサウスウェールズ大学|シドニー工科大学|マッコーリー大学|ウェスタンシドニー大学|ウーロンゴン大学|ニューカッスル大学|ニューイングランド大学|チャールズスタート大学|アボンデール大学|オーストラリア・カトリック大学
【ビクトリア州の大学】
メルボルン大学|モナッシュ大学|ディーキン大学|ラ・トローブ大学|アールエムアイティー大学|ビクトリア大学|スウィンバーン工科大学|ディヴィニティ大学
【西オーストラリア州の大学】
西オーストラリア大学|カーティン大学|マードック大学|エディスコーワン大学|ノートルダム大学
【南オーストラリア州の大学】
アデレード大学|南オーストラリア大学|フリンダース大学|トーレンス大学
【その他の地域の大学】
オーストラリア国立大学|キャンベラ大学|タスマニア大学|チャールズ・ダーウィン大学
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