ノーザンテリトリー州ダーウィンに本部を構えるチャールズ・ダーウィン大学(Charles Darwin University/CDU)は、2003年に複数の教育機関が統合して設立された比較的新しい大学です。看護・教育・環境科学・先住民学に強みを持ち、遠隔教育やリモート学習の提供でも知られています。国際的には小規模ながら、実践的かつ地域社会に密着した教育が魅力です。
本記事では、チャールズ・ダーウィン大学の学費や世界ランキング・偏差値といった基本情報から、主要学部や入学条件(英語スコアやパスウェイプログラム)、出願の流れと時期、日本人留学生の割合、卒業後の就職事情までを整理し、分かりやすく解説します。
チャールズ・ダーウィン大学の基本情報
- 所在地:ノーザンテリトリー州ダーウィン(パーマストン、アリススプリングスなどにもキャンパスあり)
- 設立:2003年(前身校は1951年設立)
- 学生数:約20,000人(うち留学生は約2,000人)
- 特徴:小規模で実践教育重視、遠隔教育にも強み
世界ランキングと偏差値
CDUは比較的新しい大学ですが、国際ランキングでも一定の評価を受けています。
- QS世界大学ランキング2025:=701–750位
- Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2025:351–400位
- 分野別では「看護」「教育」「環境科学」「先住民学」で高評価
偏差値換算は難しいですが、地方拠点ながら分野特化で評価を得ている大学です。
学費の目安
- 学士課程(Bachelor):年間 A$26,000〜34,000(約260〜340万円)
- 修士課程(Master):年間 A$28,000〜36,000(約280〜360万円)
看護・医療系はやや高額になる傾向があります。
学部・大学院の専攻分野
CDUは社会的需要の高い分野で教育を提供しています。
- 看護・健康学部(看護、公衆衛生、心理学、助産、健康科学)
- 教育学部(初等教育、中等教育、TESOL、教育リーダーシップ)
- ビジネス・法律学部(会計、マーケティング、経営、MBA、国際法、商法)
- 環境学部(環境科学、熱帯生態学、海洋学)
- IT・工学部(情報システム、AI、サイバーセキュリティ、土木・機械工学)
- 人文学部(国際関係、先住民学、言語学、社会学)
特に看護・教育・環境科学・先住民学は国内外で高く評価されています。
入学条件
学士課程
- 高校卒業資格(評定平均2.8以上が目安)
- 英語力:IELTS 6.0〜6.5以上(各バンド5.5〜6.0以上)
修士課程
- 関連分野の学士号
- 英語力:IELTS 6.5以上(看護・教育系は7.0が必要な場合あり)
英語スコアが不足している場合は、CDU CollegeのEAPコースやファウンデーションプログラムを通じて進学可能です。代表的なパスウェイプログラムです。
出願の流れ
- 専攻を選定
- 必要書類を準備
- 成績証明書(英文)
- 英語スコア(IELTS/TOEFLなど)
- パスポートコピー
- 推薦状(大学院の場合)
- オンライン出願(大学公式サイトまたは認定エージェント経由)
- 合格通知(Conditional/Unconditional Offer)を受領
- 学生ビザ申請と渡航準備
出願時期
- セメスター1(2月入学):前年10〜11月頃が目安
- セメスター2(7月入学):3〜4月頃が目安
看護や教育分野は人気が高いため、半年前からの出願準備がおすすめです。
日本人留学生の割合と留学環境
日本人学生は全体の数%以下と非常に少なく、英語漬けの環境を作りやすい大学です。ダーウィンは温暖な気候で多文化社会が根付いており、落ち着いた生活環境で学業に集中できます。
卒業後の就職・キャリア
- 看護・教育・環境科学分野で高い就職実績
- 地域社会や政府機関、研究機関と連携したキャリア形成が可能
- 卒業後は卒業生ビザ(485ビザ)を利用して最長4年間の現地就労が可能
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自然環境や地域社会とつながる教育を希望する学生にとって心強い存在です。
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チャールズ・ダーウィン大学に関するFAQ
Q. 学費はどのくらいですか?
A. 学士課程は年間約260〜340万円、修士課程は約280〜360万円です。
Q. 入学に必要な英語スコアは?
A. 学士はIELTS 6.0〜6.5以上、修士は6.5以上が一般的です。看護・教育は7.0が必要な場合もあります。
Q. 日本人学生は多いですか?
A. 数%以下と非常に少なく、英語漬けの環境を確保しやすいです。
Q. 出願時期はいつですか?
A. 2月入学は前年10〜11月、7月入学は3〜4月が目安です。
Q. 卒業後の就職は可能ですか?
A. 卒業生ビザを利用して最長4年間働けます。看護・教育・環境科学分野は就職に有利です。
まとめ
チャールズ・ダーウィン大学(CDU)は、看護・教育・環境科学・先住民学に強みを持つ地域密着型大学です。小規模で実践的な学びを提供し、ダーウィンという多文化都市でキャリア形成を目指す学生におすすめの留学先です。
オーストラリア各州別の大学一覧
オーストラリアには各州ごとに特色ある大学が点在しており、世界的に評価される名門校から地域密着型の実践的な大学まで幅広い選択肢があります。
以下では、州ごとに代表的な大学の記事リンクをまとめています。興味のある大学や地域をクリックして、詳細な学費・偏差値・入学条件などをご確認ください。
【クイーンズランド州の大学】
グリフィス大学|クイーンズランド工科大学|クイーンズランド大学|ボンド大学|サザンクイーンズランド大学|ジェームズクック大学|セントラル・クイーンズランド大学|サンシャイン・コースト大学|サザンクロス大学
【ニューサウスウェールズ州の大学】
シドニー大学|ニューサウスウェールズ大学|シドニー工科大学|マッコーリー大学|ウェスタンシドニー大学|ウーロンゴン大学|ニューカッスル大学|ニューイングランド大学|チャールズスタート大学|アボンデール大学|オーストラリア・カトリック大学
【ビクトリア州の大学】
メルボルン大学|モナッシュ大学|ディーキン大学|ラ・トローブ大学|アールエムアイティー大学|ビクトリア大学|スウィンバーン工科大学|ディヴィニティ大学
【西オーストラリア州の大学】
西オーストラリア大学|カーティン大学|マードック大学|エディスコーワン大学|ノートルダム大学
【南オーストラリア州の大学】
アデレード大学|南オーストラリア大学|フリンダース大学|トーレンス大学
【その他の地域の大学】
オーストラリア国立大学|キャンベラ大学|タスマニア大学|チャールズ・ダーウィン大学
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