クイーンズランド州ロックハンプトンに本部を構えるセントラル・クイーンズランド大学（Central Queensland University／CQU）は、1967年に設立され、1992年に大学として認可された総合大学です。オーストラリア国内外に20以上のキャンパスを持ち、都市から地方まで幅広い教育機会を提供。工学・教育・看護・ビジネス・地域医療に強みを持ち、社会的実践に根ざした教育が特徴です。
本記事では、セントラル・クイーンズランド大学の学費や世界ランキング・偏差値といった基本情報から、主要学部や入学条件（英語スコアやパスウェイプログラム）、出願の流れと時期、日本人留学生の割合、卒業後の就職事情までを整理し、分かりやすく解説します。
セントラル・クイーンズランド大学の基本情報
- 所在地：クイーンズランド州ロックハンプトン（ブリスベン、シドニー、メルボルンなど都市圏にもキャンパスあり）
- 設立：1967年（1992年大学昇格）
- 学生数：約30,000人（うち留学生は約5,000人）
- 特徴：キャンパスの多さ、柔軟な学習制度、社会実践型教育
世界ランキングと偏差値
CQUは国際ランキングでは中堅に位置しますが、実践教育分野で評価が高いです。
- QS世界大学ランキング2025：=651–660位
- Times Higher Education（THE）世界大学ランキング2025：601–800位
- 分野別では「工学」「教育」「看護」「地域医療」で評価が高い
偏差値換算は難しいですが、日本の地方国公立大学レベルに相当します。
学費の目安
- 学士課程（Bachelor）：年間 A$26,000〜34,000（約260〜340万円）
- 修士課程（Master）：年間 A$28,000〜36,000（約280〜360万円）
看護や工学系はやや高額ですが、地方キャンパス利用で生活費を抑えられる点が魅力です。
学部・大学院の専攻分野
CQUは職業実践型の専攻に強みがあります。
- 工学・IT学部（電気、土木、機械、情報システム、データサイエンス）
- 看護・健康学部（看護、公衆衛生、心理学、リハビリ、スポーツ科学）
- 教育学部（初等教育、中等教育、TESOL、教育政策）
- ビジネス・経済学部（会計、マーケティング、経営、MBA、国際ビジネス）
- 法学部（国際法、商法、環境法）
- 人文学部（社会学、国際関係、コミュニティ開発）
- 科学学部（環境科学、農業科学、持続可能エネルギー）
特に看護・教育・工学は就職直結型として人気です。
入学条件
学士課程
- 高校卒業資格（評定平均2.8以上が目安）
- 英語力：IELTS 6.0以上（各バンド5.5以上）
修士課程
- 関連分野の学士号
- 英語力：IELTS 6.5以上（各バンド6.0以上）
英語スコアが不足する場合は、CQU CollegeのファウンデーションやEAPを利用したパスウェイプログラムがあります。
出願の流れ
- 専攻を決定
- 必要書類を準備
- 成績証明書（英文）
- 英語スコア（IELTS/TOEFLなど）
- パスポートコピー
- 推薦状（大学院の場合）
- オンライン出願（大学公式サイトまたは認定エージェント経由）
- 合格通知（Conditional／Unconditional Offer）を受領
- 学生ビザ申請と渡航準備
出願時期
- セメスター1（2月入学）：前年10〜11月頃出願
- セメスター2（7月入学）：3〜4月頃出願
看護・教育・工学など一部専攻は人気が高いため、早めの準備が推奨されます。
日本人留学生の割合と留学環境
日本人学生は全体の数％程度と少なめ。ブリスベンやシドニーなど大都市キャンパスを利用すれば日本人コミュニティとも接点があり、地方キャンパスでは英語環境を確保しやすいという選択肢があります。
卒業後の就職・キャリア
- 看護・教育・工学分野で就職に強い
- 地方拠点の医療・教育機関との連携が豊富
- 卒業後は卒業生ビザ（485ビザ）を利用して最長4年間の現地就労が可能
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セントラル・クイーンズランド大学に関するFAQ
Q. 学費はどのくらいですか？
A. 学士課程は年間約260〜340万円、修士課程は約280〜360万円です。
Q. 入学に必要な英語スコアは？
A. 学士はIELTS 6.0以上、修士は6.5以上が基本です。
Q. 日本人学生は多いですか？
A. 数％程度で少なめです。都市キャンパスでは日本人学生に出会いやすいです。
Q. 出願時期はいつですか？
A. 2月入学は前年10〜11月、7月入学は3〜4月が目安です。
Q. 卒業後の就職は可能ですか？
A. 卒業生ビザを利用して最長4年間働けます。看護・教育・工学分野は就職に有利です。
まとめ
セントラル・クイーンズランド大学（CQU）は、看護・教育・工学・地域医療に強みを持つ職業実践型大学です。多都市キャンパスを活用でき、都市・地方の両方で学びたい学生におすすめの留学先です。
オーストラリア各州別の大学一覧
オーストラリアには各州ごとに特色ある大学が点在しており、世界的に評価される名門校から地域密着型の実践的な大学まで幅広い選択肢があります。
以下では、州ごとに代表的な大学の記事リンクをまとめています。興味のある大学や地域をクリックして、詳細な学費・偏差値・入学条件などをご確認ください。
【クイーンズランド州の大学】
グリフィス大学｜クイーンズランド工科大学｜クイーンズランド大学｜ボンド大学｜サザンクイーンズランド大学｜ジェームズクック大学｜セントラル・クイーンズランド大学｜サンシャイン・コースト大学｜サザンクロス大学
【ニューサウスウェールズ州の大学】
シドニー大学｜ニューサウスウェールズ大学｜シドニー工科大学｜マッコーリー大学｜ウェスタンシドニー大学｜ウーロンゴン大学｜ニューカッスル大学｜ニューイングランド大学｜チャールズスタート大学｜アボンデール大学｜オーストラリア・カトリック大学
【ビクトリア州の大学】
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