オーストラリアでワーホリを延長したい人にとって避けて通れないのが、「ファームジョブ」です。
果物や野菜の収穫をはじめとした農場での仕事は、セカンド・サードワーホリビザの取得条件として知られています。
この記事では、ファームジョブの基本情報から、求人の探し方、ビザ申請に必要な条件や注意点まで、ワーホリ延長を検討している人に向けて徹底解説します。
ファームジョブとは?どんな仕事があるのか
ファームジョブとは、オーストラリア国内の農場や地方で行う季節労働・農業系の仕事の総称です。
主な仕事内容
- 果物や野菜の収穫(ピッキング)
- 仕分け・梱包(パッキング)
- ビニールハウスやワイナリーでの補助作業
- 畜産業(家畜の世話・飼料準備など)
- 農場の草刈り・清掃など
体力仕事が多く、地域によって作業内容は大きく異なります。
セカンド・サードビザの条件と関係性
ファームジョブは、セカンド・サードワーホリビザの取得条件となる「指定地域での特定就労」に該当する代表的な職種です。
必要な就労期間
- セカンドビザ:88日間以上の就労
- サードビザ:6か月間以上の就労
👉 詳しくはこちら:
ワーホリを延長するには?セカンド・サードビザの条件と注意点
ファームジョブの探し方|5つのルート
- 日豪プレスやJams.TVなどの日本語求人サイト
→ 初心者向け・情報の信頼度も比較的高い - Gumtreeなど現地ローカル掲示板
→ 掘り出し案件も多いが自己責任で判断を - Facebookグループ・LINEオープンチャット
→ リアルタイム情報が得やすい - 語学学校やエージェント経由の紹介
→ 条件や環境が整った案件を優先して紹介されやすい - 現地に直接飛び込む(飛び込み訪問・知人紹介)
→ アナログだが強力な手段
ファーム生活の実態とよくある注意点
メリット
- 生活費が抑えられる(地方で家賃が安い)
- ワーホリ期間を延長できる
- 海外での農業経験というユニークな体験ができる
デメリット・注意点
- 肉体的にハード(長時間労働・炎天下)
- 雨天などで仕事がキャンセルされることも
- 雇用主との契約トラブルが一定数ある
- ピッキングは完全歩合制のこともあり、稼げない日もある
ファームに行くタイミングと地域の選び方
- 一般的に9〜3月はフルーツ系、冬は野菜系が中心
- 地域によってはシーズンが異なるため、事前リサーチが重要
地域 | 主な作物・仕事例 |
---|---|
クイーンズランド(QLD) | バナナ・パイン・マンゴー |
ビクトリア(VIC) | ブドウ・チェリー |
サウスオーストラリア(SA) | アプリコット・リンゴ |
タスマニア(TAS) | イチゴ・ニンジン・ブドウ |
ファームで失敗しないための5つのポイント
- 求人情報は複数ソースで確認(条件・給料を照合)
- 契約書の有無・記載内容を事前にチェック
- 証拠保管(給与明細・バンクステートメント・写真)を忘れずに
- 友人と一緒に行くと心強い(シェア・送迎など)
- 最初は短期で様子見 → 慣れてから長期に切り替える
まとめ|ファームジョブは「稼ぐ手段」ではなく「戦略的選択肢」
オーストラリアのファームジョブは、楽ではありません。
しかし、セカンド・サードビザを取得して長く滞在したい人にとっては、現実的かつ貴重な選択肢です。
リスクを理解しつつ、計画的に動くことで、ただの労働ではなく“未来につながる経験”に変えることができます。
コメント