「IELTSの何点を取れば、TAFEに入れるの?」
「永住権申請にはどれくらいのスコアが必要?」
オーストラリア留学や移住を考えている方の多くが、IELTSスコアの「目安」と「ボーダーライン」に不安を感じています。
この記事では、IELTSスコアごとにできること・進学先の基準・永住ビザでの加点構造などをわかりやすく整理し、目的別に必要なスコア水準と注意点を解説します。
IELTSスコア別にできること一覧(ざっくり早見表)
IELTSスコア | できることの目安 |
---|---|
4.5 | 語学学校入学(初級) |
5.0 | 語学学校(中級)・一部TAFE |
5.5 | 多くのTAFE・専門学校入学可 |
6.0 | 卒業生ビザの申請ライン/一部大学入学可 |
6.5 | 大学学士課程・ビジネス系大学院など |
7.0 | 看護・教育など規制職/GSM移住スコア加点ライン |
8.0 | 永住ビザ申請で最大加点(英語力ポイント20) |
👉 IELTSとは何か?という方はこちらの記事から:
オーストラリア留学・永住に必要なIELTSスコアとは?
TAFE進学に必要なIELTSスコアの目安
一般的な専門コース
- IELTS 5.5〜6.0 が目安(Reading・Writingで5.5以上を求められることも)
例:調理師・保育・IT・ツーリズム・ホスピタリティなど
医療・看護・介護系
- IELTS 6.5以上が推奨(Reading/Writingで6.0以上などセクション指定あり)
- コース自体が永住につながる指定職種であるため、入学条件も高め
👉 関連記事:
オーストラリアTAFE留学完全ガイド
大学・大学院進学に必要なIELTSスコア
学位レベル | 目安スコア |
---|---|
学士(Bachelor) | IELTS 6.0〜6.5 |
修士(Master) | IELTS 6.5〜7.0 |
博士(PhD) | IELTS 7.0 以上(コースによる) |
※一部ビジネス系や教育系は7.0以上のセクションスコアを求められることも
永住ビザ(GSM)申請に必要なスコアと加点構造
永住ビザ(General Skilled Migration)では、英語力が移民ポイントとして加算対象になります。
英語力の区分 | スコア目安 | 加点 |
---|---|---|
Competent English | IELTS 6.0 | 加点なし(最低条件) |
Proficient English | IELTS 7.0 | +10点 |
Superior English | IELTS 8.0 | +20点(最高加点) |
👉 永住ビザについて詳しく知りたい方はこちら:
卒業生ビザから永住権を目指すには?
スコア取得の際に気をつけたい注意点
セクションごとの足切りがある
- オーバーオールが6.0でも、1セクションでも5.0未満だとNGになることがある
- ビザや大学申請で「各セクション5.5以上」などの要件が指定される場合も多い
有効期限に注意(2年間)
- IELTSスコアは発行から2年以内でなければ申請書類として認められない
- 「卒業してから英語力証明を用意しよう」はリスクが高い
対策開始はスコアラインの6か月以上前が理想
- 5.5→6.0、6.5→7.0の壁が大きい
- Writing・Speaking対策は特に時間がかかる
👉 対策法はこちら:
IELTSのスピーキング・ライティングが伸びない理由と勉強法
まとめ|自分のゴールから逆算して、無駄のないIELTS対策を
IELTSは「何点取れたか」ではなく、「目的に応じた点が取れているか」がすべて。
まずは進学/ビザ申請/永住のどれをゴールにするかを明確にし、そのために必要なスコアと対策スケジュールを逆算していきましょう。
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