「IELTSのリーディングとリスニングは上がるのに、スピーキングとライティングが伸びない…」
そんな悩みを抱える人は非常に多く、日本人受験者のスコアが最も伸び悩むのもこの2技能です。
この記事では、スピーキング・ライティングが伸びにくい原因を分析し、実際に効果のある勉強法や練習メニューを詳しく解説します。
スピーキング・ライティングが伸びにくい3つの理由
1. 「インプット型」学習の比率が高すぎる
- 日本の英語教育は「読む・聞く」に偏りがち
- 自分の意見を即興で伝える・構成して書くというアウトプット練習が足りない
2. フィードバックを受ける機会が少ない
- スピーキングやライティングは「自分の間違いを客観視できない」技能
- 添削や講師との対話がないまま独学を続けても、スコアが停滞しがち
3. 採点基準を知らずに「英語を書いているだけ」「話しているだけ」
- ライティングには構成(Coherence & Cohesion)や語彙の多様性(Lexical Resource)
- スピーキングには発音・文法の正確さ・一貫性などの明確な評価項目がある
- 「何をすればスコアが上がるか」を知らないと効率が悪い
スピーキング対策|スコアアップのための練習法
1. 自己紹介・身近な話題の即答練習(Part1対策)
- 「好きな食べ物」「普段の生活」など即答練習を録音して確認
- 単語の羅列ではなく、理由や具体例を添えて2〜3文で返す癖をつける
2. 図表・意見を述べるPart2/3の構成力を鍛える
- ①主張 → ②理由 → ③具体例 → ④まとめ、という4ステップ思考を習慣化
- 自分の主張にサポート文をつけられる練習を
3. 音読・シャドーイングで「口の慣れ」と正しい語順を身につける
- IELTSスピーキング模範回答やニュース記事を素材に
- 単なる発音練習でなく、語順感覚の刷り込みとして活用
ライティング対策|スコアが上がる構成&書き方
1. 「型」を覚えてから書く=最短ルート
- Task 1(図表説明):導入 → 主な傾向 → 詳細2点
- Task 2(意見文):序論 → 本論1・2 → 結論
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2. 難しい単語より「つなぎ言葉」や論理の流れを意識
- however / therefore / in contrast / for example などの接続詞が構成の柱
- 語彙を盛るより、一貫した流れと明快な主張が高評価につながる
3. 添削サービス or 書いた文章の音読チェックでフィードバック
- 英語ネイティブ or IELTS指導者からの添削が理想
- 独学でも、書いた文章を音読 → 不自然な流れ・文法ミスの洗い出しが効果的
スピーキング・ライティング強化におすすめの学習環境
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まとめ|スピーキング・ライティングは「正しい型と客観的チェック」が鍵
この2技能は、自分の力だけでは限界があるスキルです。
だからこそ、構成の型を知る・模範を真似する・他者からのフィードバックを受けるという基本を着実に実践することがスコアアップの近道です。
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