「せっかくオーストラリアに留学するなら、将来は現地で働いてみたい」
そう考える方にとって重要なのは、留学の時点でどんな進路・学びを選ぶかです。
この記事では、現地就職につながる留学ルートを進路別(語学→TAFE→大学)に整理し、それぞれのメリット・注意点・キャリア接続のしやすさについて詳しく解説します。
留学から現地就職につなげるための基本戦略
留学タイプ | 就職につながる可能性 | 解説 |
---|---|---|
語学学校のみ | △ | 英語力は身につくが、資格がなくビザにつながりにくい |
語学+TAFE | ◎ | 英語+スキル資格の組合せで、卒業ビザ・就職に有利 |
TAFEのみ | ◎ | 実践スキル+卒業ビザで現地就職に直結 |
大学 | ◎ | 高度職や専門職に就職可/英語要件は高め |
就職につながりやすい進路①|TAFE留学
- 公立の専門学校で、調理・IT・保育・介護などの資格が取得可能
- 卒業後に485卒業生ビザが最長2〜3年取得できる
- 資格職(Skilled Occupation)として就職・永住が狙える分野多数
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TAFE留学にかかる学費と進路メリット
就職につながりやすい進路②|大学進学
- Bachelor(学士)取得で、中長期のキャリア設計が可能
- 専門性の高い職種(看護・教育・エンジニア)への就職に強い
- 学費は高めだが、卒業生ビザは最長4年間取得可能
就職につながりにくい進路|語学留学単独
- 就職には直結しないが、英語準備としては有効
- 将来的にTAFEや大学へのパスウェイとして活用すれば問題なし
- IELTSや進学英語(EAP)コースを利用してスムーズに上位進学へ
学歴×ビザ×職種を意識したルート設計がカギ
目標職種 | おすすめ進路 | 就職ルート例 |
---|---|---|
調理・ホスピタリティ | TAFE | Certificate取得→卒業ビザ→TSS or PR |
IT・エンジニア | 大学 or TAFE→大学編入 | 学士取得→卒業ビザ→GSM or TSS |
保育・教育系 | TAFE | Diploma→卒業ビザ→永住申請(州スポンサー) |
看護・医療系 | 大学 | Bachelor of Nursing→AHPRA登録→PR |
進学準備のステップと注意点
1. 最初に語学学校+TAFE進学を組み合わせる
- 英語力が足りない場合は、EAP(進学英語)コースを経由してTAFEへ
- 留学開始時点から「その先の就職まで見据える」姿勢が大切
2. 卒業ビザの取得条件を意識して進路設計を
- TAFE/大学でCRICOS登録の2年コース以上が条件
- 条件を満たさないコースでは、就職・就労が不利になる可能性も
まとめ|「なんとなくの留学」ではなく「キャリア設計型の留学」を
現地での就職・永住を目指すなら、最初から逆算して留学の目的とルートを決めることが何より重要です。
TAFEや大学など「ビザと資格を得られる進路」を選び、自分に合った仕事へと確実につながる留学プランを立てましょう。
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