Co-op留学とは?カナダ独自の「学び+働く」制度
Co-op(コープ)留学とは、専門学校などでスキルを学びながら、関連分野の有給インターンシップを経験できるカナダ独自の留学制度です。
- 「学ぶ」+「働く」を同時に実現
- 語学力だけでなく実務スキルとキャリア経験が得られる
- 一部のプログラムでは永住権申請や現地就職にもつながる
就学だけでは物足りない、キャリアにつながる経験をしたい人に特に人気のプランです。
カナダCo-op留学のメリット
メリット①:有給で働きながら学べる
カナダでのCo-opは、プログラム後半で**有給インターン(就労)**が許可されていることが大きな特徴です。
- 就労時間:週40時間のフルタイムが許可される場合が多い
- 最低時給:約$16〜20(州による) → 実質で数十万円の収入も可能
学費を回収しながら現地の労働文化を体験できる、非常に実践的な制度です。
メリット②:履歴書に残る就労経験が得られる
Co-opインターンは「就業経験」として認められるため、帰国後の就職・転職活動にも有利です。
- 実際の現場で英語を使って働ける → 英語力の飛躍的な向上も期待
- グローバル企業・多国籍職場での就労例も多数
「ただの語学留学」では得られない価値ある経験になります。
メリット③:永住権(PR)申請や現地就職の土台になる
- Co-opインターン→同企業に就職→PR(永住権)申請
- 州別のPNP制度やCECなどの移民ルートにもつながる可能性あり
特に20代後半〜30代で「移住やキャリアチェンジ」を視野に入れている人にとっては大きな一歩です。
Co-op留学のデメリット・注意点
Co-op留学には多くの魅力がありますが、注意すべき点や制度的な限界も存在します。後悔しないためにも、あらかじめデメリットを理解しておきましょう。
デメリット①:インターン先は「自分で探す」必要がある
多くの学校では、インターン探しは基本的に自主応募が前提です。
- レジュメ(英語履歴書)の準備、面接の受け方などを自力で対策する必要あり
- 求人の質は地域や時期によってばらつきがある
- 英語力や職歴によっては「希望通りの職種に就けない」こともある
サポートが充実している学校・エージェントを選ぶことでリスクを下げることができます。
デメリット②:PGWP(卒業後就労ビザ)の対象外が多い
カナダでは、私立のCo-opプログラムは基本的にPGWP(卒業後就労ビザ)対象外です。
- つまり「卒業後に数年働く」ための就労ビザが出ない
- 永住希望者にとっては「PRまでの時間的猶予がない」構造になる
公立カレッジなどPGWP対象のプログラムを希望する場合は、別の留学計画が必要です。
デメリット③:プログラム品質に差がある
- カリキュラムが薄い/授業が英語初心者向けすぎる
- インターン紹介がほとんどない
- 学校の評判が悪く、就職に結びつかない
など、選ぶ学校によって満足度が大きく異なるのが実情です。
「学費が安いから」とだけで選ぶと失敗する可能性も。
適切な情報収集と比較が非常に重要です。
他のカナダ留学制度との違いと比較ポイント
Co-op留学はカナダ独自の制度で、ワーホリ・語学留学・大学進学など他の制度と目的や仕組みが大きく異なります。自分に合う制度を選ぶために、主な違いを整理してみましょう。
✅ 制度別の比較表
制度 | 特徴 | 学費相場 | 就労可否 | 滞在期間の目安 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Co-op留学 | 専門スキル+有給インターン | 中〜やや高め | 就労OK(インターン可) | 約6ヶ月〜2年 | 就職・永住志向 |
語学留学 | 英語習得がメイン | 比較的安い | 週20h以内(学生ビザ) | 1ヶ月〜1年 | 初学者・短期希望 |
ワーホリ | 就学・就労・観光が自由 | 安め | フルタイムOK | 最大1年 | 休学・転職中 |
カレッジ進学 | 学位取得・PGWP対象 | 高め | 就学中・卒業後就労OK | 2〜4年 | 正規キャリア志向 |
Co-op留学が向いているのはこんな人
- 英語だけでなく実務スキルも習得したい社会人・転職希望者
- キャリアアップ/キャリアチェンジ/海外就職/永住を意識している人
- 「ワーホリだけでは物足りない」と感じている人
学び+働くという2軸で成果を得たい方には、Co-opは非常に効率の良い制度です。
まとめ|Co-op留学は“費用対効果”で考えると優れた選択肢
- 就労体験ができることで、単なる語学留学以上の成果が期待できる
- ビザや進路の設計がやや複雑なため、信頼できるサポートを活用することが重要
- 自分に合ったプログラムを見極めることが成功のカギ
Co-op留学をサポートしてくれるエージェントを探すには?
Co-op留学は制度の複雑さ・就職サポートの質・学校選定の難易度から、エージェント選びが成功のカギになります。
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