オーストラリアの大学は、世界的な教育水準と就職実績の高さから、多くの留学生が進学を目指す人気の進路です。
しかし一方で、「学費が高いのでは?」「学部によって違いがあるの?」といった疑問を持つ人も少なくありません。
この記事では、オーストラリアの大学にかかる学費の目安を文系・理系・医学部など学部別に紹介し、大学別・奨学金制度・生活費の目安まで詳しく解説します。
学費の全体感|オーストラリア大学の年間授業料(2025年)
学部 | 学費の目安(年) | 日本円換算(@1AUD=100円) |
---|---|---|
文系(人文・社会科学・ビジネス) | A$25,000〜35,000 | 約250〜350万円 |
理系(理学・工学・ITなど) | A$28,000〜40,000 | 約280〜400万円 |
医学部・看護・歯学系 | A$40,000〜65,000 | 約400〜650万円 |
※大学や都市によって大きく異なります
👉 各都市の大学費用比較:
シドニーで留学する場合の学費
学部別|学費の特徴と傾向
文系(ビジネス・教育・国際関係など)
- 費用を比較的抑えられる
- 大学によっては1年A$25,000以下のコースも存在
理系(IT・工学・バイオなど)
- 実習・設備・研究費が加算されるため文系より高め
- IT・AI・環境工学などは永住権に強い専攻
医療・看護・医学系
- 学費は最も高額(年間A$45,000以上が一般的)
- 卒業後の就職や永住に直結する可能性が高い
大学別の学費例(学士課程)
大学名 | 学費の目安(年) |
---|---|
シドニー大学 | A$42,000〜50,000 |
モナシュ大学 | A$38,000〜45,000 |
クイーンズランド大学(UQ) | A$36,000〜44,000 |
グリフィス大学 | A$28,000〜36,000 |
サザンクロス大学 | A$24,000〜30,000 |
奨学金制度の種類と活用方法
1. 大学独自の奨学金
- 成績優秀者向け/海外学生向けに授業料10〜50%免除の制度あり
- 自動選考型・申請型の2タイプがある
2. 州政府・教育省提供の奨学金
- 州によっては特定のコースに対して奨励金や補助金が出る場合も
- 地方大学を選ぶことで対象になることも多い
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TAFE留学にかかる費用・奨学金まとめ
学費以外の出費|生活費・滞在費の目安
項目 | 月額費用の目安 |
---|---|
家賃(シェア) | A$850〜1,300 |
食費・交通費・通信費 | A$500〜800 |
合計 | A$1,350〜2,100(約13.5〜21万円)/月 |
- 地方都市を選べば、生活費を月2〜4万円抑えられることも
卒業後の進路と費用対効果
- 大学卒業後は最大4年間の卒業生ビザが取得可能(専攻による)
- 専門分野・職業リストに合致すれば就職→永住権も視野に
- 投資額は大きいが、世界的に通用する学位とキャリア機会が得られる
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まとめ|大学進学は高額だが「将来投資」として十分に選ぶ価値あり
オーストラリアの大学留学は、決して安くはありません。
ですが、グローバルな学歴、実践的な教育、就職や移住の道まで広がる可能性を考えれば、しっかりとした目的と準備があれば費用対効果の高い選択になります。
まずは、自分に合った分野と大学を見つけ、奨学金制度やエージェントのサポートを上手に活用して準備を進めましょう。
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