カナダでの「語学留学」と「ワーホリ」どちらが安い?
カナダに1年間滞在したいと考える人にとって、語学留学とワーキングホリデー(ワーホリ)は2大選択肢です。
しかし、費用面では意外な差があり、目的によっては“高くつく方”を選んでしまうことも。
このページでは、学費・生活費・就労可否などから両者を比較し、自分に合ったプランを見つけるための情報を整理します。
カナダ「語学留学」と「ワーホリ」の主な違い
項目 | 語学留学 | ワーキングホリデー(WH) |
---|---|---|
ビザ | 学生ビザ(Study Permit) | ワーキングホリデービザ(IEC) |
学費 | 必要 | 任意(通学しなくても可) |
就労 | 原則不可(制限あり) | 週40時間までフル就労可能 |
滞在可能期間 | 通学期間に応じる(最長2年) | 原則1年間 |
年齢制限 | なし | 18〜30歳(日本人) |
総費用の違い:1年間の滞在を比較すると?
項目 | 語学留学(12か月) | ワーホリ(12か月) |
---|---|---|
学費 | 約$10,000〜15,000 | $0〜5,000(通学する場合) |
生活費 | 約$12,000〜18,000 | 約$12,000〜18,000 |
渡航費・保険 | 約$2,000 | 約$1,800〜2,500(保険高め) |
合計 | 約$24,000〜35,000 | 約$14,000〜25,000 |
ワーホリは「通学しない」「働く」ことで費用を圧縮 or 回収できるのが最大の強みです。
就労による「費用回収」ができるのはワーホリの強み
✅ ワーホリ中の収入目安(2025年時点)
働き方の例 | 月収(CAD) | 備考 |
---|---|---|
カフェ・レストラン勤務 | $2,000前後 | 時給$16〜18、チップ込み |
フルタイムオフィス職 | $2,500〜3,000 | 英語力・経験次第で可能 |
週20〜30時間勤務 | $1,200〜1,800 | 語学学校との両立パターン |
年間では**$15,000〜25,000相当の収入**も期待できます。
✅ 語学留学は「働けない」前提で予算を組む
学生ビザでは基本的にフルタイム就労は不可(Co-opや大学進学は例外)。
そのため、「収入で回収する」という発想は持ちにくく、全額を自己負担と考える必要があります。
生活スタイルの違いも“費用の使い方”に差を生む
✅ 語学留学に多いパターン
- ホームステイ(食事付き)で安心スタート
- 週20時間ほどの授業を受け、自由時間は観光・交流に
- 自炊スキルが育たないまま物価の高い外食中心に…
✅ ワーホリに多いパターン
- 渡航直後に語学学校(1〜3か月)→その後シェアハウスへ移行
- 就労中心の生活で、英語力も自然と向上
- 節約+実践力を身につけ、次のステップ(Co-opや移民)に活かす
費用面だけでなく「自立度・実生活経験」の差も出る傾向にあります。
費用対効果で選ぶなら|目的別おすすめプラン
✅ 「とにかく安く海外経験したい」なら → ワーホリ一択
- 通学不要なら学費ゼロで渡航可能
- 滞在中の就労で現地収入を得ながら生活
- 節約次第で実質100万円台前半でも1年滞在可能
✅ 「英語+資格・キャリアに繋げたい」なら → 語学留学 or Co-op留学
- 学習時間がしっかり確保され、基礎力が定着
- 学校によっては試験対策やディプロマ取得も可
- ワーホリに比べて学業中心で履歴書に残る経験が得られる
学費を抑えたい人向け:スマ留などの短期留学も選択肢
「1〜3か月で英語力だけ集中して鍛えたい」
そんな方には、学費・滞在費が抑えられる短期集中型の語学留学もおすすめ。
以下の記事も参考にしてみてください。
👉 カナダ短期留学におすすめの格安エージェント5選|月5万円台で行ける?
まとめ|目的を明確にすれば、最適プランと予算が見える
- 学費・収入・滞在スタイルを総合すると、ワーホリは最も安価に海外経験ができる手段
- 一方で、語学力の定着・将来への投資を重視するなら留学が◎
- 迷ったら、「まず語学+ワーホリ → Co-opや大学へ進学」という段階的なプランも可能
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