ワーホリ後、どうする?進路を考えるタイミング
カナダのワーホリビザは原則最長1年間かつ延長不可。
そのため、多くの方が滞在期間の後半に「このまま帰国すべきか?それともカナダでキャリアを築くか?」という岐路に立ちます。
ここでは、ワーホリ後に選ばれる主要な3つの進路と、実際に必要なビザや制度について詳しく解説します。
ステップ① 学生ビザに切り替えて留学を継続
✅ 語学学校への再入学(短期)
- 対象:英語力に不安がある方/さらに学びたい方
- 期間:6か月〜1年
- 注意点:長期通学には学生ビザの取得が必要
ポイント:ワーホリ中に通っていた学校に延長入学するケースも多く、柔軟に対応しやすい
✅ Co-op留学(有給インターン付き専門学校)
- 対象:実務経験を積みたい方/就職につなげたい方
- 期間:6か月〜2年(就学+インターン)
- ビザ:学生ビザ+Co-opワークパーミット
実務経験を得られることから、ワーホリ後のキャリア形成として人気上昇中
詳しくはこちら → 👉 カナダCo-op留学とは?制度とビザを徹底解説
✅ カレッジ・大学進学(本格留学)
- 対象:永住を視野に学歴・スキルを身につけたい方
- 期間:2〜4年(学士/準学士)
- ビザ:学生ビザ → 卒業後にPGWP申請可
**Post-Graduation Work Permit(PGWP)**を使えば、卒業後最大3年間カナダで合法的に就労可能
ステップ② 就労ビザの取得を目指す
✅ LMIA(労働許可)付き就労ビザ
- 概要:雇用主が政府に「外国人を雇う必要性(LMIA)」を申請し、許可を得た上で発行されるビザ
- 難易度:高め(スポンサー探しが必要)
- 現実的な戦略:ワーホリ中に実績を作り、同じ雇用主からの継続雇用で就労ビザ取得を目指す
✅ オープンワークパーミット(例:配偶者帯同)
- 概要:学生ビザ保持者の配偶者などに付与される就労ビザ
- 対象:条件を満たす配偶者・パートナー等
ワーホリ単体での取得は不可だが、他ビザと組み合わせて滞在延長する戦略として有効
ステップ③ 永住権を目指す(PR)
カナダは移民国家として、留学→就労→永住のステップアップを制度的に用意しています。
✅ PGWP→PR(永住権)ルート
- 学生ビザ→カレッジ卒業→PGWPで就労経験を積む
- 就労1年以上+英語力+年齢などのポイントでExpress Entry(EE)から永住申請
✅ PNP(地方移民プログラム)
- Co-opや就労で地方都市に滞在→PNP申請→永住
- 各州ごとの要件に応じてPR申請が可能
地方を希望する方には地方でのCo-op・カレッジ進学がPR近道になるケースも
ワーホリからの「次の一手」は早めに検討を
カナダのビザは申請に時間がかかることが多いため、ワーホリの終盤ではなく、渡航3〜6か月後から次の進路を検討するのが理想的です。
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