オーストラリアでTAFEや大学を卒業した人が、現地に滞在しフルタイムで働けるビザが「卒業生ビザ(Temporary Graduate Visa 485)」です。
申請できるのは卒業後6か月以内に限られており、申請タイミングや書類に不備があると、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。
この記事では、卒業生ビザの申請手順、必要書類、申請費用、注意点などを、TAFE・大学卒業生向けにわかりやすく解説します。
卒業生ビザ(485)の申請はいつからできる?
卒業生ビザは、学校を「正式に卒業(Completion)」した日から起算して6か月以内に申請する必要があります。
- 卒業式の日ではなく、「成績が出た日」や「卒業証明が出た日」が起点
- 学生ビザの有効期限切れが近い場合は早めの申請が安全
👉 卒業生ビザの基本情報はこちら:
【2025年版】卒業生ビザ完全ガイド
卒業生ビザの申請ステップ【全体の流れ】
ステップ① 必要書類の準備
- パスポート
- 卒業証明書(Completion Letter)
- 成績証明書(Academic Transcript)
- 英語力証明(IELTSなど)
- 健康保険証明(OVHC)
- 無犯罪証明書(日本の警察署などで申請)
ステップ② 英語試験のスコア提出
- IELTS 6.0以上(全セクション5.0以上)
- PTEやTOEFLなどでも代替可能
- 申請時点で有効なスコアを保持している必要あり
👉 関連記事:
卒業ビザに必要な英語力・IELTSスコアまとめ
ステップ③ ImmiAccountからオンライン申請
- オーストラリア移民局公式のImmiAccountを作成
- 必要情報を入力し、書類をアップロード
- 支払い後、申請完了となり、「Bridging Visa」が自動的に発給される
ステップ④ 健康診断・追加資料提出(必要な場合)
- 健康診断は政府指定の医療機関で受診
- 追加書類の依頼が来た場合は、期限内に対応必須
ステップ⑤ 結果通知(通常1〜4か月程度)
- 混雑状況により変動あり
- 承認されると有効な卒業生ビザ(485)が発給
申請費用はいくら?卒業生ビザのコスト目安
項目 | 金額 |
---|---|
ビザ申請料(主申請者) | 2,300AUD(2025年7月改定) |
扶養配偶者追加 | 約950AUD |
扶養子ども追加 | 約475AUD/人 |
英語試験 | 約25,000〜30,000円(IELTSなど) |
無犯罪証明 | 数千円(国により異なる) |
健康診断 | 約300〜500AUD |
👉 家族帯同についてはこちら:
卒業生ビザでできること・できないこと
注意点|申請前に必ず確認しておくべきこと
- 学校がCRICOS登録されているか(非対象校だとビザ対象外)
- コースの就学期間が92週(2学年間)以上か
- 卒業証明・成績証明の発行時期に注意(時間がかかる場合あり)
- 卒業後6か月以内という申請期限は絶対に忘れない
まとめ|卒業生ビザは「期限・準備・申請タイミング」が命
卒業生ビザの申請は1回限り。
必要な書類や手続きを事前に把握しておくことで、焦らず・漏れなく申請が可能になります。
スムーズに申請を進めるためにも、卒業直後から逆算してスケジュールを立てておくことが非常に重要です。
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