オーストラリアのワーキングホリデーは、最大3年間の滞在が可能です。
最初の1年だけでなく、「もっと滞在したい」「もっと稼ぎたい」「もっと英語を学びたい」と思う人は多く、条件を満たすことでセカンド・サードビザを取得することができます。
この記事では、セカンド・サードワーキングホリデービザの取得条件・手続き・注意点をわかりやすくまとめます。
ワーホリの延長とは?ビザの種類と仕組み
オーストラリアには、以下の3段階のワーキングホリデービザがあります。
種類 | 滞在期間 | 主な条件 |
---|---|---|
ファースト(初回) | 12か月 | 日本国籍・18〜30歳・資金証明など |
セカンド | 追加12か月 | 指定地域で3か月(88日)以上の特定就労 |
サード | さらに12か月 | セカンド中に6か月の特定就労 |
最大で3年間の滞在が可能になります。
セカンドワーホリビザの取得条件と申請方法
h3: 条件概要(2025年時点)
- ファーストワーホリ中に、政府指定地域で3か月(88日)以上の特定就労を行うこと
- 対象となる職種は農業・畜産・漁業・建設・災害復旧など
- オーストラリア政府の定める郵便番号地域で働く必要あり
- 賃金の証明(給与明細や銀行口座)を提出できること
👉 指定地域・職種の最新情報は:
オーストラリア移民局公式サイト(外部)
就労証明の注意点
- 勤務先からのリファレンスレターが必要な場合もある
- 非公式なキャッシュジョブは証明として使えない場合あり
- 雇用主とのトラブルを避けるためにも、書面と証拠の管理が重要
サードワーホリビザの取得条件と違い
サードビザは、セカンドビザ中に6か月の特定就労を行った場合に申請できます。
- 基本的な条件はセカンドと同様
- より長期の農業・建設・地方就労が求められる
- 永住目的で州推薦などを狙う人が、移行期間として取得するケースも多い
ファームジョブとは?セカンド・サードの代表的な就労手段
ファームジョブの仕事内容
- 果物や野菜の収穫・選別・箱詰め
- 畜産施設での軽作業
- ワイナリーやビニールハウスの補助業務
注意点
- 地方都市での生活環境がハード(交通・買い物・医療)
- 天候やシーズンに左右されやすい(雨で仕事が休みになる)
- 雇用主や仲介業者とのトラブルも一定数ある
セカンド・サード取得のメリット・デメリット
メリット
- 最長3年の長期滞在が可能
- より多くの仕事経験・語学習得のチャンス
- 学生ビザや永住権への次ステップとして活用しやすい
デメリット
- 体力的・精神的にハードな労働が多い
- 条件の誤解や記録不足で申請NGになるケースもある
- 同じ仕事・地域に縛られがちになる
ワーホリの延長に向いている人とは?
- 「短期では物足りない」と感じている人
- TAFEや大学に進学する前に資金を貯めたい人
- 永住や就職を少しでも検討している人
👉 次の選択肢はこちら:
ワーホリ後に学生ビザでオーストラリアに残る方法
まとめ|延長するなら早めの計画と就労証明の準備を
ワーホリを延長するには、「ただ働けばいい」わけではなく、ルールに沿った証明と記録の準備が必要です。
現地に慣れてきた頃にはファームに行くモチベーションが下がるケースもあるため、渡航初期からの計画と情報収集がカギになります。
「もっといたい」と思ってからでは遅い。そうならないためにも、早めに自分の延長ルートを見定めましょう。
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