オーストラリアのワーホリ制度には、条件を満たせば「最大3回」滞在できるセカンド・サードビザの仕組みがあります。
本記事では、2025年最新版のルールに基づき、セカンド・サードワーホリの取得条件・対象となる仕事・地域・申請手順まで詳しく解説します。
セカンド・サードワーホリとは?
「ワーキングホリデービザ(サブクラス417)」は、原則1年の滞在が可能ですが、指定条件を満たすことで「セカンド(2年目)」「サード(3年目)」として延長することができます。
セカンドワーホリビザを取得する条件【2025年最新版】
基本条件(年齢・国籍・既存のワーホリ歴)
- 18〜30歳(国によっては35歳まで)
- 対象国のパスポート保持(日本含む)
- セカンド申請時点でファーストワーホリ中または終了後
「特定の仕事」で3ヶ月以上働く
- 指定地域で「特定の仕事」にフルタイムで3ヶ月(88日)以上の就労が必要
- 必ず有給雇用であること(無給・ボランティア不可)
サードワーホリビザを取得する条件とは?
「特定の仕事」で6ヶ月以上の就労が必要
- サード取得には、セカンド期間中にさらに6ヶ月以上の就労が必要
- セカンドと同じく「特定の仕事」である必要あり
対象となる仕事・地域の具体例
対象となる仕事
- 農業・畜産業(果物の収穫、牧場作業など)
- 漁業・養殖業
- 建設業
- 林業
- 自然災害復旧支援
対象となる地域
- 地方指定地域(Regional Australia)のポストコードが対象
- 州ごとに指定地域が異なるため、事前に政府公式ページで確認必須
👉 対象ポストコード一覧(政府公式):
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/working-holiday-417-and-462/specified-work-conditions
申請方法と必要書類の手順まとめ
オンライン申請の流れ(ImmiAccount使用)
- ImmiAccountにログイン
- 「Apply for a visa」から該当ビザを選択
- 申請情報を入力し、必要書類をアップロード
- 支払い(クレジットカード等)
必要な証明書・添付書類一覧
- パスポート(有効期限6ヶ月以上)
- 就労証明(ペイスリップ・雇用証明書など)
- 雇用主の連絡先やABN(オーストラリア事業者番号)
よくある質問と注意点
フルタイムの定義は?雇用証明はどうもらう?
- 通常、週38時間がフルタイムの目安
- 雇用証明は雇用主から書面で発行してもらう必要あり
対象外の仕事や地域に注意
- 「都市部のカフェ」「日本食レストラン」「観光ガイド」などは対象外
- 地域も必ず「地方指定地域」でなければなりません
セカンド・サードを取るか迷っている方へ|他の選択肢は?
学生ビザで専門分野の学び直し
- TAFEや語学学校に進学すれば、最大数年の滞在が可能
- 就学+アルバイト+キャリア設計が可能に
永住権につながる資格・職業を目指す
- 調理・介護・幼児教育・看護などは永住権ポイント対象職種
- TAFEで資格取得→卒業生ビザ→就労ビザ→永住のルートが狙えます
無料で相談できるおすすめエージェント
- オーストラリアでの進学・資格取得・永住支援に強いエージェントも多数
- 学校選び・ビザ・キャリア設計まで無料で相談可能です
まとめ
セカンド・サードワーホリの申請は、しっかり条件を満たせば取得は難しくありません。ただし、対象となる仕事・地域・期間を誤ると延長が認められないリスクもあるため注意が必要です。
長期滞在を検討している方は、学生ビザや資格留学との比較も視野に入れて、自分に合った最適な道を選びましょう。
コメント