アメリカCPT(Curricular Practical Training)は、F-1ビザを持つ留学生が、学位取得に必要なカリキュラムの一部として専攻分野に関連する職務経験を積むための制度です。
利用には大学の承認が必要で、手続きや条件を理解していないと申請が通らない場合があります。
この記事では、CPTの申請条件と手続きの流れを解説します。
CPT利用の条件
- F-1ビザ保持者であること
- SEVP認定校に1学年度(約9か月)以上在籍していること
- 大学院生や特定プログラムは例外あり
- 専攻分野に関連する職務であること
- 大学のカリキュラムに組み込まれている実習・インターンであること
- 大学の国際担当者(DSO)から承認を得ること
申請のタイミング
- 授業開始前にCPT利用が必要な場合は、学期が始まる前に申請
- 雇用開始日の少なくとも数週間前には申請を開始するのが望ましい
申請手続きの流れ
- インターン・雇用先を決定
- 仕事内容が専攻分野と関連していることを確認
- オファーレター(雇用証明)の取得
- 勤務開始日、勤務時間、勤務地、職務内容を明記
- 大学の指定フォーマットがある場合はそれに従う
- 大学への申請
- CPT申請フォームに記入
- オファーレターや授業登録の証明を添付
- DSOの承認
- 新しいI-20にCPTの詳細(勤務先、期間、勤務形態)が記載される
- 就労開始
- I-20に記載された開始日以降に勤務可能
注意点
- フルタイムCPT(週20時間以上)を12か月以上利用するとOPT資格を失う
- 勤務時間や雇用条件が変わった場合は再申請が必要
- 授業や成績に悪影響を与えないよう学業と両立させる
まとめ
CPTを利用するには、大学の承認を得てI-20にCPT情報を記載してもらう必要があります。
条件や期限を守れば、在学中に貴重な実務経験を積むことができます。
もっと詳しく知りたい人へ
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