オーストラリア首都キャンベラに本部を置くキャンベラ大学(University of Canberra/UC)は、1967年に教育機関として設立され、1990年に大学へ昇格した比較的新しい総合大学です。看護・教育・ビジネス・スポーツ科学・ITなどの実践的プログラムに強みを持ち、政府機関や研究機関とのつながりを活かした教育で知られています。
本記事では、キャンベラ大学の学費や世界ランキング・偏差値といった基本情報から、主要学部や入学条件(英語スコアやパスウェイプログラム)、出願の流れと時期、日本人留学生の割合、卒業後の就職事情までを整理し、分かりやすく解説します。
キャンベラ大学の基本情報
- 所在地:オーストラリア首都特別地域(ACT)キャンベラ
- 設立:1967年(1990年に大学へ昇格)
- 学生数:約17,000人(うち留学生は約4,500人)
- 特徴:実践教育重視、政府機関・研究機関との連携に強み
世界ランキングと偏差値
キャンベラ大学は国際的に評価を高めつつある大学です。
- QS世界大学ランキング2025:=421位
- Times Higher Education(THE)世界大学ランキング2025:251–300位
- 分野別では「スポーツ科学」「看護学」「教育学」「ビジネス」「IT」で評価が高い
偏差値換算は難しいですが、日本のMARCH・関関同立レベルに相当する中堅上位校です。
学費の目安
- 学士課程(Bachelor):年間 A$29,000〜35,000(約290〜350万円)
- 修士課程(Master):年間 A$31,000〜38,000(約310〜380万円)
看護やスポーツ科学はやや高めですが、奨学金制度もあります。
学部・大学院の専攻分野
UCは実践的なキャリア志向の専攻が豊富です。
- 看護・健康学部(看護、公衆衛生、理学療法、作業療法、心理学、スポーツ科学)
- 教育学部(初等教育、中等教育、TESOL、教育政策)
- ビジネス・法学部(経営、会計、マーケティング、MBA、国際ビジネス、商法、国際法)
- IT・工学部(情報システム、データサイエンス、AI、ソフトウェア工学)
- デザイン・クリエイティブ学部(建築、インテリア、メディア、デザイン)
- 人文学部(社会学、国際関係、言語学)
特にスポーツ科学・看護・教育は国内外で高い評価を受けています。
入学条件
学士課程
- 高校卒業資格(評定平均3.0以上が目安)
- 英語力:IELTS 6.0〜6.5以上(各バンド5.5〜6.0以上)
修士課程
- 関連分野の学士号
- 英語力:IELTS 6.5以上(看護・教育系は7.0を求められる場合あり)
英語力が不足している場合は、University of Canberra CollegeのEAPコースやファウンデーションを通じて進学可能なパスウェイプログラムがあります。
出願の流れ
- 専攻を決定
- 必要書類を準備
- 成績証明書(英文)
- 英語スコア(IELTS/TOEFLなど)
- パスポートコピー
- 推薦状(大学院の場合)
- オンライン出願(大学公式サイトまたは認定エージェント経由)
- 合格通知(Conditional/Unconditional Offer)を受領
- 学生ビザ申請と渡航準備
出願時期
- セメスター1(2月入学):前年10〜11月頃出願
- セメスター2(7月入学):3〜4月頃出願
看護やスポーツ科学は人気専攻のため、半年前からの出願準備が安心です。
日本人留学生の割合と留学環境
日本人留学生は全体の数%程度と少なめ。首都キャンベラは治安が良く落ち着いた都市で、生活コストもシドニーやメルボルンに比べて抑えられるため、学習に集中したい学生に適した環境です。
卒業後の就職・キャリア
- 看護・教育・スポーツ科学分野で高い就職実績
- 政府機関や研究機関とのインターンシップが豊富
- 卒業後は卒業生ビザ(485ビザ)を利用し、最長4年間の現地就労が可能
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看護・教育・スポーツ科学など実践的キャリアを目指す学生にとって心強い存在です。
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キャンベラ大学に関するFAQ
Q. 学費はどのくらいですか?
A. 学士課程は年間約290〜350万円、修士課程は約310〜380万円です。
Q. 入学に必要な英語スコアは?
A. 学士はIELTS 6.0〜6.5以上、修士は6.5以上が基本です。看護・教育は7.0が必要な場合もあります。
Q. 日本人学生は多いですか?
A. 日本人比率は数%程度で少なめです。
Q. 出願時期はいつですか?
A. 2月入学は前年10〜11月、7月入学は3〜4月が目安です。
Q. 卒業後の就職は可能ですか?
A. 卒業生ビザを利用して最長4年間働けます。看護・教育・スポーツ科学分野は就職に強いです。
まとめ
キャンベラ大学(University of Canberra/UC)は、看護・教育・スポーツ科学・ビジネス・ITに強みを持つ首都の実践型大学です。治安が良く落ち着いたキャンベラで、学業に集中しつつ国際キャリアを目指す学生におすすめの留学先です。
オーストラリア各州別の大学一覧
オーストラリアには各州ごとに特色ある大学が点在しており、世界的に評価される名門校から地域密着型の実践的な大学まで幅広い選択肢があります。
以下では、州ごとに代表的な大学の記事リンクをまとめています。興味のある大学や地域をクリックして、詳細な学費・偏差値・入学条件などをご確認ください。
【クイーンズランド州の大学】
グリフィス大学|クイーンズランド工科大学|クイーンズランド大学|ボンド大学|サザンクイーンズランド大学|ジェームズクック大学|セントラル・クイーンズランド大学|サンシャイン・コースト大学|サザンクロス大学
【ニューサウスウェールズ州の大学】
シドニー大学|ニューサウスウェールズ大学|シドニー工科大学|マッコーリー大学|ウェスタンシドニー大学|ウーロンゴン大学|ニューカッスル大学|ニューイングランド大学|チャールズスタート大学|アボンデール大学|オーストラリア・カトリック大学
【ビクトリア州の大学】
メルボルン大学|モナッシュ大学|ディーキン大学|ラ・トローブ大学|アールエムアイティー大学|ビクトリア大学|スウィンバーン工科大学|ディヴィニティ大学
【西オーストラリア州の大学】
西オーストラリア大学|カーティン大学|マードック大学|エディスコーワン大学|ノートルダム大学
【南オーストラリア州の大学】
アデレード大学|南オーストラリア大学|フリンダース大学|トーレンス大学
【その他の地域の大学】
オーストラリア国立大学|キャンベラ大学|タスマニア大学|チャールズ・ダーウィン大学
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