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カナダPNPとは?州ごとの移民制度の違いと永住戦略を徹底解説【2025年版】

留学

留学生が永住を目指すなら「PNP」を知らずして戦略は立てられない

カナダの永住権申請ルートの1つ「PNP(Provincial Nominee Program)」は、各州が独自に推薦制度を設けている移民プログラムです。
Express Entryと並ぶ人気制度で、特に留学生・カナダ就労経験者に有利なカテゴリが多数あります。


PNP(州推薦プログラム)とは?


✅ 基本の仕組み

  • カナダ連邦政府ではなく各州・準州が独自に移民候補者を推薦
  • 「この州に定住して働く意思がある」と示すことで、州からの推薦(Nomination)を得られる
  • Express Entryの枠内で申請できる「EE連携型PNP」と、EEを経由しない「直接型PNP」がある

✅ PNPで永住するメリット

項目内容
選考ポイント加点EE連携型ならNominationで600ポイント加点され、ほぼ確実に永住権招待が届く
競争率が低めEE単体よりも学歴・英語力が控えめな人でも通りやすい枠がある
州の産業ニーズと合致州が求める職種・スキルにマッチすれば採用率アップ

州ごとの主なPNP制度と特徴|どの州が留学生向き?


✅ ブリティッシュコロンビア州(BC PNP)

特徴内容
対象校BC州内のDLI指定校(カレッジ・大学)卒業者が対象
雇用条件フルタイムの雇用契約が必要(NOC TEER 0〜3)
留学生向けカテゴリInternational Graduate(卒業後3年以内)

こんな人におすすめ
→ バンクーバーなど都市部で就職先があり、卒業後すぐに雇用契約が見込める人


✅ オンタリオ州(OINP)

特徴内容
EE連携型も豊富Federal Skilled Workerと併用可能
人気カテゴリMasters Graduate Stream(修士卒限定)やEmployer Job Offer: International Student
必要条件英語力CLB7以上、州内での定職あり

こんな人におすすめ
→ トロントの大学・大学院を卒業し、高度職での就労を希望する人


✅ アルバータ州(AAIP)

特徴内容
CRSスコアが低くても招待される可能性あり
雇用主の推薦が不要なカテゴリあり(通常は必要)
地方キャンパス卒業生を優遇する制度も

こんな人におすすめ
→ カルガリーなどでコストを抑えつつ学び、地方での定住・雇用を目指す人


✅ その他の州(マニトバ・サスカチュワン・ノバスコシア等)

  • 地方定住を希望する留学生向けのカテゴリが複数
  • 例:Manitoba International Education Stream、Saskatchewan Student Streamなど
  • 地方雇用やコミュニティ活動も評価対象になる

PNPを活用した永住戦略|どのタイミングで動くべき?


✅ 卒業後の流れを逆算して戦略を立てる

  1. 公立カレッジ・大学を卒業(PGWPの取得が可能な機関を選ぶ)
  2. PGWPで就労経験を積む(通常1年以上)
  3. 定職を得た段階でPNP申請に進む
  4. Express Entry経由での永住申請 or 直接申請

✅ 雇用主のサポートが必要な州と、不要な州がある

州名雇用主サポート
BC・ON基本的に必要(Job Offer 必須)
アルバータ条件により不要(Invitation制あり)
マニトバ等地方就労+定住意思で優遇される

✅ 留学生のよくある質問


Q1. 語学留学だけでPNP申請できますか?
→ 基本的に不可です。ポストセカンダリ機関(カレッジ・大学)卒業が前提となります。


Q2. CRSスコアが足りなくてもPNPで永住できますか?
→ 州によってはCRSが低くても州推薦で永住申請が可能。600点加算があるため、EE招待に直結します。


Q3. PNPの選考は難しいですか?
→ 州の労働需要と一致していれば十分に可能性あり。英語力・学歴・職種の整合性が評価されます。


まとめ|PNPは「永住への裏ルート」ではなく「正攻法」

  • 留学生が永住を目指す上で、PNPは最も現実的で確度の高い制度のひとつ
  • 就労経験・学歴・英語力・職種をうまく揃えることで、移民への扉は確実に開かれる
  • 留学前・在学中から、将来の移民につながる州と職種を戦略的に選びましょう

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