北海道での留学を目指す方に向けて、利用可能な奨学金制度をまとめました。
高校生、大学生・社会人それぞれに向けた支援制度や、道内の財団・団体による独自の奨学金情報も掲載しています。
※本記事では2025年7月時点での「北海道で居住・出身」または「北海道の学校に在籍」の方が対象となる制度を中心に紹介しています。
高校生向け奨学金（都道府県・市区町村）
北海道海外留学支援事業（北海道教育委員会）
北海道教育委員会が実施する海外留学支援制度で、高校生の国際理解・国際交流を目的とした留学活動を支援しています。年によって対象プログラムや助成額が異なりますが、以下のような支援が行われています。
- 対象：北海道内の高等学校等に在籍する生徒
- 支援内容：海外研修や留学にかかる費用の一部（例：渡航費、滞在費など）
- 助成額：プログラムにより異なる（例：数万円〜数十万円）
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大学生・社会人向け奨学金（地域産業型・返還免除型）
ほっかいどう未来人材応援奨学金（北海道庁）
地域産業に貢献できる人材の育成を目的とした給付型奨学金制度で、一定条件を満たせば返還が免除されます。将来的に北海道内で就職を希望する大学生や専門学生などが対象です。
- 対象：北海道内在住で、指定分野の大学・専門学校等に進学・在籍する者（社会人含む）
- 支援内容：年額最大48万円の奨学金（返還免除制度あり）
- 特徴：対象分野は北海道経済を担う人材が求められる分野に限定
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その他、地元の財団・民間団体の奨学金
AFSジャパン 海外留学奨学金（高校生〜社会人）
国際交流団体AFSが提供する海外高校留学プログラム向けの奨学金制度です。北海道出身の応募者も対象となります。書類選考・面接を経て、最大でプログラム費用の全額相当を助成するケースもあります。
- 対象：主に高校生（社会人対象のプログラムも一部あり）
- 支援内容：渡航費・滞在費・授業料等を一部〜全額助成
- 備考：地域・期間により異なる支援枠あり（北海道枠など）
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トビタテ！留学JAPAN：新・日本代表プログラム（高校生コース）
文部科学省と民間企業等の官民協働で運営される「トビタテ！留学JAPAN」は、日本の高校生・大学生・社会人を対象にした海外留学支援制度です。現在は第2ステージとして「新・日本代表プログラム」が実施されています。
本記事では、特に高校生を対象としたコースを紹介します。
- 対象：日本国内の高等学校等に在籍する生徒（公立・私立・高専など含む）
- 支援内容：
- 留学にかかる費用（航空券、滞在費、語学講習費など）の一部〜全額を助成
- 採用後、事前・事後研修等を通じたキャリア支援あり
- 特徴：
- 語学留学だけでなく、ボランティア・インターン・スポーツ・アートなどの独自テーマによる留学も対象
- 一般枠のほか、「地域人材コース」など特定分野に特化した枠もあり
- 募集時期：年度により異なるが、例年春〜初夏ごろに次年度の募集開始
- 備考：選考あり（書類・面接）
🔗 トビタテ！留学JAPAN｜新・日本代表プログラム（高校生等対象）
JASSO 海外留学支援制度（協定派遣）
独立行政法人 日本学生支援機構（JASSO）が実施する「海外留学支援制度（協定派遣）」は、大学などが締結する海外の教育機関との学生交流協定に基づく留学を対象にした奨学金制度です。北海道内の大学からの派遣も多数あります。
本制度では、協定に基づいて留学する学部生・大学院生を対象に、渡航費・月額支援金が給付されます。
- 対象：日本国内の大学・大学院に在籍し、海外の協定校等へ留学する者（正規生・交換留学など）
- 支援内容：
- 月額支給：アジア地域の場合6万円、その他の地域は8万円（予定）
- 渡航費支給：往復分の航空券相当額（上限あり）
- 特徴：
- 各大学が定める協定プログラムに基づく申請
- 大学によって申請方法・締切が異なるため、事前に在籍校の国際交流部門へ相談が必要
- 備考：書類選考・大学からの推薦が必要
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